大阪市天王寺区細工谷町生まれ。1970年に大阪府立高津高等学校を卒業。1年間の浪人生活を経て、1971年、京都市立芸術大学美術学部工芸科デザインコースに入学。1975年卒業。その後も京都市立芸術大学で学ぶ傍ら、校や短大の非常勤講師を務めた。
写真家アーネスト・サトウに師事。1983年(昭和58年)に京都市のギャラリー・マロニエにて初個展を開く。当初は静謐で幻想的なオブジェや、身体の手足などのモノクロ写真を撮影し関西周辺で発表していた。1985年(昭和60年) に自らが扮装してフィンセント・ファン・ゴッホの自画像になる写真作品を発表、以後自らがセットや衣装に入って西洋の名画を再現する写真で評価を受けた。
世に良く知られた西洋の名画(エドゥアール・マネ、ルーカス・クラナッハ、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、レンブラント・ファン・レイン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、フリーダ・カーロなど)になりきるにあたって、絵の構成や背景の物などに至るまで詳細なリサーチを重ね、ライティングやフェイスペインティング、合成やCGなども利用して人物配置、色調、光の位置などまで再現する。代表作『第三のモナ・リザ』(1998年)などが有名である。